ストレスの原因。

目の前の山を越えたものの、それ以上にオレを苦しめているもの。
それは・・・。

今年の新人、ゆとり君（♂）１名。
お客様でもあり、お世話になっている大学の先生からのお願いで
採用することになったのですが、これが過去最強の手強さ。

「ゆとり世代」を十把一絡げにするつもりは毛頭ないのですが、
世間でネタにされている「ゆとり世代」そのもの、いやそれ以上の恐ろしさ。
例えば・・・。


【その１】－－－－－

単純作業をしながら、緊張をほぐしてあげようと雑談中、趣味の話しになったので、

オレ　「最近、マラソンブームがすごいでしょ」
ゆとり君　「そうなんですか？」
オレ　「（え・・・、ま、まぁ興味の問題だしね）マラソンとか駅伝とか見たりしない？」
ゆとり君　「はい、見ないですね」
オレ　「じゃあ最近はどんなことに興味があるの？（あくまで趣味の話しの延長で）」
ゆとり君　「はい！北朝鮮のミサイル問題とソニーの再建についてです！」
オレ　「あ・・・、そう。（それ昨日のニュースでやっていたことじゃん）」

趣味の話はいつの間にかぶっ飛んでいました。


【その２】－－－－－

営業がお客様と、商品説明＆打ち合わせを行うというので、了解をもらって同席させた。
終わった後に、

オレ　「どうだった？」
ゆとり君　「なにがですか？」
オレ　「（え・・・？）いや、同席した感想とか」
ゆとり君　「なにを答えればいいのですか？」
オレ　「（はあぁ？）ほら、営業の人の説明はどうだったとか、お客様の反応とか」
ゆとり君　「ああ、そういっていただければ答えられます」
オレ　「・・・あ、そう」

で、答えさせたら、小学生並みの回答でした（怒）。


【その３】－－－－－

ゆとり君とさほど歳がかわらない女性社員が、簡単な作業を頼んだのだが、
その後、困った顔をして「私の指示の仕方が悪かったのでしょうか？」と言ってきた。
何をどう指示したのか聞いたところ、全然問題ない、というか、
何でこれで理解できないのかが逆にわからない・・・。


　　　　　　

と、まぁこんな感じです。
何も頼めないし、かといって放っておくわけにもいかず、
とりあえず何か気付きを与えられるようにと、課題を考えて出していたのですが、
ことごとくこちらの意図とは違う回答が出てきて、
そのたびに「課題の目的」（課題は違っても目的は同じ）を説明し、
それでも理解してもらえず・・・。

若いし、まだ伸びしろがあるという期待もあったのですが、
いかんせん（遊びも含め）驚くほど経験値がなく、知識や興味の範囲が狭いので、
まず会話が成り立ちません。そのうち顔を見るだけで胃が痛んできて・・・。


本来の配属先の長から、社会人としての常識を身に付けさせるために
しばらく面倒見て、と頼まれていたのですが、本日、ギブアップ宣言をして
別部署で修行してもらうことにしました。

これでストレスから解放されればいいのですが・・・。